第二弾は「土気・茂原方面」へGO
“千葉のチベット”こと、土気にあるN邸に集合~

今は亡きお義父様が 長年をかけて造りあげた立体構造の和庭を見事に引き継がれ、
植物たち殊にバラへ傾倒し、ほとばしる情熱を抑える事なく、近所に土地まで買って
“バラの為の庭”を開墾して居られると聞き、拝見するのを楽しみにしてましたぁ~

Nさんは鈴木先生からも一目置かれる腕前で、ウィーピング仕立ても凄いの
以前、同時期に接いだウィーピングの数ヶ月後の姿をお写真で見せて頂いた際、
あまりの生育の差にその場に居た講習生全員が愕然とした事を思い出しますわ~

かの石井強氏の本から、ワイヤー1本で作る“シュート保護具”を実践されてました
これだけ枝が立ち上がってたら必要ょね…いや、我が家もスクスク育つ環境づくりせねば

お義父様が丹精込めた見るからに高価な盆栽の数々もすべて、手入れされてるそうで
心底 草木を愛してやまない語り口に感動しちゃった
即実践の精神が大事ょね

わんぱくランドみたいなワクワク感
循環型の滝の水音もめっちゃ心地良くって
和室からの眺めはまるで料亭で~す
ちょっぴりご本人登場~
w

一軒分をご夫婦で開墾し、この冬から植付けたというバラや柑橘や草花たち
スクスク~
組立式の豪華な二連アーチ…今立てているアーチと入替えちゃって、小径いっぱい作って
奥には収穫を楽しめる畑まで~
あぁ~こちらまで興奮しちゃうわ~~ぃ


ER「ブラザーキャドフィール」こんなに素敵なバラだったとは…
美味しそうな香り~
お庭をみせて頂く楽しみは、それぞれが出逢い恋に落ちた花を魅せてもらえること
それぞれの育て方で以って 花の魅力を惹きだそうと工夫されてるのが垣間見れること

日曜にY様邸でも、わぁ…可愛い…と、つい品種を伺っていた「フェリシア」
午前中は急なお仕事でご一緒できなかったTさん、昼にはご在宅と伺い茂原へGO~

いつも熱心に先生の言葉に耳を傾けてらして クレマやクリローなど草花にも造詣が深く、

講習仲間でも「Tさんってプロの方…?」と噂してたほどw お言葉に甘え4人で訪れてビックリ
通りの突き当りに溢れんばかり咲き誇り
と~ってもロマンチックな彩りでテンション


「シンデレラ」とクレマ「プリンスチャールズ」コンビ
楓の渋色が甘さを引き締めてて良いわ~

道路沿いにズラリ並べたバラ鉢と、季節ごと入替えてらっしゃるそうで…凄い数のクリロ~
バックヤードでは他にご自身で接いだ苗や 色んな仕立てを試みている株があったりで
そちらも興味津々
皆んなであれやこれや聞く度に丁寧に解説くださって大盛り上がり

優しいピンクのグラデーション…間に濃紫や水色の差し色が素敵
クレマ最高~

「バーレッタ フォーエバー」
フルフルと渦巻く花弁が愛らしく、発色が素晴らしい~
“お花達人”と二人、お気に入りのゼラニウム“アメリカーナ”みた~いと大騒ぎw

こちらもフォーエバーシリーズ「レッド モンテローザ」
甘~い香りとこの花容…堪ら~ん

ついに購入禁止令
発令されたそうで
お譲りくださった「アンティークレース」
はぅ~
このコと思い我が家に迎えてた「ベビー」ちゃんも今は亡きバラとなりました…
巡り巡ってお迎えでき感激…大切に育てま~す
それにしても立派な株やわ


ご近所だったら遠回りしてでも散歩したくなるお庭
楽しい時間を有難うございましたぁ~
まだまだお花を求め「何処か良いとごはねいが~(なまはげ風w)」と思案していたら Tさん、
バラの植栽を村田さんが手掛けられた『ひめはるの里』っていうガーデンがあるょ~と
お勧めくださいました、さっすが~今度はご一緒しましょうね
でもまずは、

お腹ペッコペコのわたしたち、ご紹介頂いた『コーヒーの店ととろ』
へまっしぐら
わたしは日替わり串揚げ定食をば
次は牛ピラフ定食にするんだぁ~
うふ

ランチし終えるなり車に飛び乗って、いざ『ひめはる』へ~
ピュ~~
途中 大きな水溜りがそこここに出来てて、カンカン照りだった空も黒い雲に覆われてきた
けど、前を走る
“お花達人”引き返すそぶりなく、無事到着~
揺るぎないわww
霧雨の中 駐車場から広々とした敷地を
矢印に従い歩くと 大きな湖が目の前に。

目を凝らすと、対岸の木々に混じってバラの彩りが…
何故か広大なDR
も併設されてるそうな…

調べてみると こちら、レイクウッズガーデン ひめはるの里は2010年夏にプレオープン
神奈川県立の花菜ガーデンは2010年早春にプレオープン
ほぼ同時期に、バラの歴史を辿る…という画期的なコンセプトの庭園が生まれていたとは。

こちらではランブラーなどは敢えて樹木に這い上がらせるような仕立てで、

バラ同士もゆ~ったりと植栽され、静けさの中で咲き誇る様が美しい…

園内は超バリアフリー
細かな気遣いも感じられ…しっかし、広すぎるぅ~


モダンローズ エリアのゆったりさ加減は「もっと植えられるのに
」とか思っちゃう~
村田晴夫氏がご存命だったなら「空いている場所に植えるなら?」と聞いてみたかった…
答えてなんかくれないだろうけどぉw

「マジェンタ」1954年コルデス
うは~こんなとこで出逢えるとは…可愛ゆいわ~

わたしの村田さんのイメージはこのバラ
「イスパハン」1832年

と~っても良い香り…
二年目の国際バラで、お薦めのつるバラは?と
伺った際にお答え頂いたのがこのバラでしたぁ…一季咲きだから諦めたけど。

菖蒲(アヤメ)と。美しいジャーマンアイリスも園内でバラと競演していて思いがけず堪能

「カカヤンバラ(八重山野茨)」
向こうに見えるはジャーマンアイリスの植栽~

中でもひと目惚れだった「アビキュア フォールズ」
米シュライナーズ 2003年
あまりに美しい花色に即売所で探すもスタッフさん曰く、ガーデンに植栽されてるコは
最高級品種ばかりで日本では手に入り難いか高くて手が出ませんょ~との事w

どうしてこれほどジャーマンアイリスをフューチャーしてるのかと調べてみたら
四年前まで長野にあった『信州アイリスの郷』が移設されたのだそうで…
う~ん来シーズンには何処かでこのコに巡り逢いた~い
だって、
手が掛からずに植えっ放しで、よ~く殖えるっていうんですもの~


なんだかんだで閉園までの二時間たっぷり、ほぼ独占状態で楽しいガーデンでした
犬を飼っていないので…次来るなら桜の頃~ジャーマンアイリスの頃だねぇ